東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > イベント > 少年(中学生)軟式野球 > 2014 > 全日本少年軟式野球東京都大会 > 記事

ここから本文

【第31回全日本少年軟式野球東京都大会】

目黒バックス 大金星 初の4強入り

強豪のリトルジャイアンツを破り4強入りを決め喜ぶ目黒バックスの選手=大田区多摩川緑地野球場で

写真

 第31回全日本少年軟式野球東京都大会(都軟式野球連盟主催、東京中日スポーツ・東京新聞後援)は25日、中野区の上高田野球場と大田区の多摩川緑地野球場で3回戦と準々決勝の12試合を行った。荒川レジェンドA(荒川)、青戸中(葛飾)、駿台学園中(北)、目黒バックス(目黒)が4強入り。荒川はブラックキラーズA(足立)、目黒はリトルジャイアンツ(葛飾)と、いずれも優勝候補を下した。4チームすべてが初の準決勝進出。準決勝と決勝は6月7日、都営駒沢球場で行われる。

 準決勝進出が決まった瞬間、まるで優勝したかのような歓声が上がった。2度目の大会出場。3年前は1回戦負けだった目黒バックスが優勝候補の一角、前年王者のリトルジャイアンツを相手に大金星を挙げ、創設8年目でチーム初の4強入りを果たした。

 「策はなかった」と佐藤直監督。1−3で迎えた最終7回裏、2死から8番・佐藤怜、森俊介の連打と捕逸で二、三塁とすると、1番・高橋智浩の内野ゴロに野選と失策が重なり、2者が生還。「同点にできてうれしかったけど、バッティングが良くなかったから…」と、同点につながる一打にも複雑な表情。しかし、監督の思いを見事に達成し土壇場で振り出しに戻し、特別延長に持ち込んだ。

1回1死二塁、レフト前に先制タイムリーを放つ目黒バックスの高田英晃

写真

 無死満塁開始の特別延長8回にはLジャイアンツの攻撃を2点で抑えると、裏の攻撃では1死から連続2四球で同点とし、「成功させる自信があった」という瀬野尾祐介のセーフティースクイズで三走・高橋智がサヨナラのホームを駆け抜けた。

 「前の試合で下田(武史)が7イニングを投げきってくれたおかげで2試合目に矢吹(丈)をフルに使えた。2試合とも選手たちのおかげ」と佐藤監督は目尻を下げ、主将の矢吹は「この流れで関東、全国に」と意気込んだ。

 矢吹、高橋智らはこの日が本来、学校の修学旅行初日。東京に残り試合を終えた矢吹は、チームメートとひととおり喜んだ後、「これから行きます」と、クラスメートの待つ京都に、急ぎ向かった。

◆昨年王者リトジャン まさかの敗退

 昨年、今大会とアンダーアーマー(UA)トーナメントで2冠を達成したリトルジャイアンツは貫禄の完封コールドで1、2回戦を勝ち上がったが(3回戦は不戦勝)、準々決勝で目黒に競り負けた。0−1で迎えた5回に今泉遼哉、渡辺滉太の三塁打などで逆転、7回には先頭9番・五味渕優真の右前打、真田和輝の三塁打で1点を追加。それでも土壇場で追いつかれると、特別延長8回には針谷光太と今泉の適時打で2点を挙げたが、逆転で敗れた。

 悔しい敗戦。次は7月のUAトーナメントで連覇に挑む。

4イニングを無失点に抑えた駿台学園の先発・宮地悠良

写真

◆快勝、駿台学園 完封コールド

 駿台学園中(中体連)は3回戦で昨年準優勝の日大二中(杉並)打線を1点に抑えコールド勝ち。準々決勝でも大田・六郷ペガサスを完封コールドで破り今大会初の4強入りを果たした。

 準々決勝で先発完封した宮地悠良は「納得いく投球はできていなかった」。失策もあったが「一つひとつの積み重ねが結果につながった」と富里太一主将。「良いところを伸ばして、悪いところを一つでも減らして一戦一戦全力で」と頂点へ向け意気込みを語った。西村晴樹監督は「強いチームじゃないから、一戦より一球」と話すが、昨夏は中体連大会で優勝している駿台が、全日本都大会で初の頂点を目指す。

準々決勝5回、荒川5点目のホームを踏んだ百瀬新太(右)を笑顔で出迎える清水主将

写真

◆荒川L V候補ブラキラ破った

 荒川レジェンドAが優勝候補のブラックキラーズAを下して初の大会4強入りを果たした。

 都知事杯東都大会では、ここ3年で2度優勝している強豪。ここではダークホースの扱いだったが、「去年の東都大会優勝経験選手が4人残っていて、実力はある。力さえ出せれば、の気持ちはありました」と中村忠彦監督。Bキラーズとの準々決勝は1回に土畑佑太と清水陽平の安打、根本隆平の犠飛で先制すると、2回にも新井練正、谷口由弥の連打などで2点。3回裏に1点を返されたが4、5、6回にも追加点を奪い、完勝で準決勝進出を決めた。

 2、3年生をあわせ13人の選手登録。3回戦で投手として完投、準々決勝ではマスクを被り声を張り上げた清水主将は「最初はすごく弱かったけど、合宿を重ねて、2年生の力も借りたりして、強くなりました」とニコニコ。鐘ケ淵イーグルス(墨田)、ケープシニア(東久留米)、そしてBキラーズと、優勝候補がずらりとそろったブロックを制して4強進出。勢いに乗り頂点を目指す。

◆ブラキラ&ケープ 強豪が次々と…波に乗れず敗戦

 3回戦のブラックキラーズA−ケープシニアはBキラーズが接戦を制して勝利。そのBキラーズも荒川に敗れ、優勝候補がそろって姿を消すこととなった。「ケープさんに申し訳ない敗戦でした。(3回戦の勝利で)波に乗れればよかったんですが…。勝ち続けるのは難しい」とBキラーズ・杉山和宏監督。3安打に抑えながら敗戦投手となったケープのエース・水野谷孝一郎は「負けた気がしません…。悔しいすね。切り替えます」と、UAトーナメントなど今後の目標に目を向けていた。

イニング間に豊泉監督(手前左)の指示を聞くクロウズナイン。4強入りはならなかった

写真

◆クロウズ 猛追も及ばず…

 3位を獲得した新人戦に続く都大会4強入りをかけて青戸中との準々決勝に臨んだクロウズA(武蔵村山)は1回、青戸中に5点を許す苦しい立ち上がり。4回に滑川裕生の三塁打などで1点、5回にも須貝豪大の安打、松原大輝の適時二塁打などで2点を返したが及ばなかった。「さすがにダブルヘッダーは選手層の厚さ、ピッチャーの枚数が響きますね。よく頑張ってくれましたが…」と豊泉健一監督。滑川主将は「先発して、甘い球を打たれて5点。悔いは残りますが、切り替えてアンダーアーマートーナメントで頑張りたい」と前を向いた。

 ▽3回戦

ブラックキラーズA(足立)2−1ケープシニア(東久留米)

荒川レジェンドA(荒川)2−1武蔵村山一中(中体連)

クロウズA(武蔵村山)12−1親和会ヤングスターズ(豊島)

青戸中(中体連)12−1府中ポパイA(府中)

六郷ペガサス(大田)7−3東光寺少年野球クラブ(日野)

駿台学園中(中体連)11−1日大二中(杉並)

目黒バックス(目黒)4−3上板橋第三中クラブ(板橋)

リトルジャイアンツ(葛飾)7−0豊島クラブスポーツ少年団I(北)

不戦勝   

 ▽準々決勝

荒川レジェンドA7−1ブラックキラーズA

青戸中5−3クロウズA

駿台学園中10−0六郷ペガサス

目黒バックス6−5リトルジャイアンツ

 

この記事を印刷する