掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン著
◆瞬間を積み重ねて描く幸福 [評]師岡(もろおか)カリーマ(文筆家) 人生は...
8月25日
三体(さんたい) 劉慈欣(りゅう・じきん)著
◆世界の閉塞破る中国発のSF [評]池澤春菜(エッセイスト、声優) 人が想像...
ヒト、犬に会う 言葉と論理の始原へ 島泰三著
◆異種間で伝えるために [評]片野ゆか(ノンフィクション作家) 人間が犬と共...
『こころ』異聞 書かれなかった遺言 若松英輔(えいすけ)著
◆読むほどに激しい経験 [評]いとうせいこう(作家) 『こころ』が夏目漱石の...
世界の書店を旅する ホルヘ・カリオン著
◆本屋の意味を問いかける [評]岡本啓(詩人) 駅を降りて路地を曲がる。重い...
8月18日
ある「BC級戦犯」の手記 冬至堅太郎(とうじけんたろう)著
◆死刑と向き合い、綴る [評]福島泰樹(歌人) 終戦後、連合軍は東京裁判の被...
南方からの帰還 日本軍兵士の抑留と復員 増田弘著
◆連合国軍の方針 資料から解明 [評]成田龍一(日本女子大教授) アジア・太...
もうすぐいなくなります 絶滅の生物学 池田清彦著
◆安定、衰退、絶滅の繰り返し [評]小林照幸(ノンフィクション作家) 生命誕...
女たちのテロル ブレイディみかこ著
◆支配を拒み闘った文子たち [評]梯(かけはし)久美子(ノンフィクション作家) ...
8月11日
ウチナー 三大抵抗者の伝説 当山久三(とうやまきゅうぞう)・謝花昇(じゃはなのぼる)・平良(たいら)新助 大下英治著
◆自由民権から移民運動へ [評]中沢けい(作家) 三十八年ほど前に初めて沖縄...
フォト・ドキュメンタリー 朝鮮に渡った「日本人妻」-60年の記憶 林典子著
◆一人一人の物語と向き合う [評]佐川亜紀(詩人) その肖像写真は静かに語り...
黄金夜界(おうごんやかい) 橋本治著
◆心に空洞 現代の悲劇 [評]清水良典(文芸評論家) 今年一月、病気で急逝し...
夕陽(ゆうひ)に赤い町中華 北尾トロ著
◆どっこいしぶとい安定感 [評]平松洋子(エッセイスト) いま食べて記録して...
8月4日
悪魔にもらった眼鏡 亀山郁夫、野谷(のや)文昭編訳
◆専門家による多彩な短編小説集 [評]中村邦生(作家) 小説になじみのない読...
特攻隊の<故郷> 伊藤純郎(じゅんろう)著
◆茨城での訓練生活を描き出す [評]福間良明(立命館大教授) 特攻ゆかりの地...
あとは切手を、一枚貼るだけ 小川洋子・堀江敏幸著
◆2人の秘密巡る往復書簡 [評]小池昌代(詩人、小説家) 年齢も近く、その作...
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