「当たり前」を疑う 『神前酔狂宴(しんぜんすいきょうえん)』 作家・古谷田奈月(こやた・なつき)さん(37)
サリバン先生は視力と聴力を失ったヘレン・ケラーの手に水を注ぎながら、手のひらに何...
2019年8月25日 書く人
掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン著
◆瞬間を積み重ねて描く幸福 [評]師岡(もろおか)カリーマ(文筆家) 人生は...
2019年8月25日 書評
三体(さんたい) 劉慈欣(りゅう・じきん)著
◆世界の閉塞破る中国発のSF [評]池澤春菜(エッセイスト、声優) 人が想像...
ヒト、犬に会う 言葉と論理の始原へ 島泰三著
◆異種間で伝えるために [評]片野ゆか(ノンフィクション作家) 人間が犬と共...
『こころ』異聞 書かれなかった遺言 若松英輔(えいすけ)著
◆読むほどに激しい経験 [評]いとうせいこう(作家) 『こころ』が夏目漱石の...
<ブルボン小林 月刊マンガホニャララ> (4)「マカベくん」が素敵なワケ
ドラマの『半沢直樹』をちゃんとみたことはないが、彼がどんな人かは、なんとなく知っ...
2019年8月19日 東京ブックカフェ
この国が生み出した絶望 『東京貧困女子。』 ノンフィクションライター・中村淳彦(あつひこ)さん(47)
父親に奨学金を着服され風俗で働く女子大学生。介護離職をきっかけに、ヤミ金融で借金...
2019年8月18日 書く人
世界の書店を旅する ホルヘ・カリオン著
◆本屋の意味を問いかける [評]岡本啓(詩人) 駅を降りて路地を曲がる。重い...
2019年8月18日 書評
ある「BC級戦犯」の手記 冬至堅太郎(とうじけんたろう)著
◆死刑と向き合い、綴る [評]福島泰樹(歌人) 終戦後、連合軍は東京裁判の被...
南方からの帰還 日本軍兵士の抑留と復員 増田弘著
◆連合国軍の方針 資料から解明 [評]成田龍一(日本女子大教授) アジア・太...
もうすぐいなくなります 絶滅の生物学 池田清彦著
◆安定、衰退、絶滅の繰り返し [評]小林照幸(ノンフィクション作家) 生命誕...
今必要な 責任ある言葉 『自由思考』 作家・中村文則さん(41)
意外にも、十七年の作家生活で初のエッセー集だ。新聞や雑誌に発表してきたものに、書...
2019年8月11日 書く人
女たちのテロル ブレイディみかこ著
◆支配を拒み闘った文子たち [評]梯(かけはし)久美子(ノンフィクション作家) ...
2019年8月11日 書評
ウチナー 三大抵抗者の伝説 当山久三(とうやまきゅうぞう)・謝花昇(じゃはなのぼる)・平良(たいら)新助 大下英治著
◆自由民権から移民運動へ [評]中沢けい(作家) 三十八年ほど前に初めて沖縄...
フォト・ドキュメンタリー 朝鮮に渡った「日本人妻」-60年の記憶 林典子著
◆一人一人の物語と向き合う [評]佐川亜紀(詩人) その肖像写真は静かに語り...
黄金夜界(おうごんやかい) 橋本治著
◆心に空洞 現代の悲劇 [評]清水良典(文芸評論家) 今年一月、病気で急逝し...
戦争と文学 サリンジャー生誕100年
『ライ麦畑でつかまえて』の米国人作家、J・D・サリンジャー(1919~2010年)は...
2019年8月5日 東京ブックカフェ
平成の闇 追体験『Blueブルー』 作家・葉真中顕(はまなか・あき)さん(43)
三十年余にわたる平成という時代を横断する長篇小説だ。 バブル経済の崩壊、少年...
2019年8月4日 書く人
夕陽(ゆうひ)に赤い町中華 北尾トロ著
◆どっこいしぶとい安定感 [評]平松洋子(エッセイスト) いま食べて記録して...
2019年8月4日 書評
悪魔にもらった眼鏡 亀山郁夫、野谷(のや)文昭編訳
◆専門家による多彩な短編小説集 [評]中村邦生(作家) 小説になじみのない読...
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