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【小保方晴子氏 会見詳報(1)】

2014年4月9日


【冒頭発言】

 小保方晴子氏 STAP論文の作成で、私の不勉強、不注意さ、未熟さ故に多くの疑義が生じ、ご迷惑をかけたことを心よりおわびする。責任を重く受け止め、深く反省している。

 間違いで論文の結論に影響がないこと、実験は確実に行われデータも存在することから、決して悪意をもって論文を仕上げたわけではない。

 STAP現象は何度も確認された真実だ。論文の体裁上の不備で否定されるのではなく、科学的な実証・反証を経て研究が進むことを心より願っている。

【博士論文と酷似した画像の取り違え】

 小保方氏 共同研究者との会議で使用したパワーポイントの画像を使用した。パワーポイントを何度も何度も更新していたので、そこに載っていたデータを安心しきって使ってしまった。

 パワーポイントの写真には、細胞にどういったストレスを与えたのか(実験条件)についての記載はなかった(ので間違った)。元データを確認すれば良かったと毎日反省している。

 写真の取り違いに気付いたのは2月18日。(取り違えた)写真の生データがなかなか見つからず、古いデータまでさかのぼったら学生時代に撮った写真であることに気づいた。

 学位論文のデータを使うことが間違ったことでないことをネイチャー誌に確認しつつ、理化学研究所の上司にも伝えた。調査委員会に報告するところまでは気が回らなかった。

【改ざんとされた画像の切り貼り】

 代理人 図を見やすくするために行ったもの。データの変更ではなく、改ざんにはあたらない。

 小保方氏 (切り貼りくらいはしてもいいという気持ちは)ない。結果自体が正しく提示されているので問題はないと考えていた。提示法について、不勉強なまま自己流でやってしまったことを反省している。後でネイチャー誌に問い合わせたら適切なやり方について指示をいただいた。

【STAP細胞の存在】

 小保方氏 STAP細胞はある。私自身、STAP細胞は200回以上、作製に成功している。周りの方は実験しているところや細胞も見ている。若山照彦先生(現山梨大教授)の研究室にいた時には、若山先生や学生が一緒にやってくれた。米ハーバード大でも同様だ。

 一緒ではなく、インディペンデント(独立)に作った方もいるが、名前は伏せたい。

 ネイチャー誌に投稿した論文は、STAP細胞作製の最適条件は示していない。それを示す論文を準備しようとしていたが、このような騒動になり、研究が止まってしまった。

 現象が各地で再現できるようになるべきだ。私自身にはたくさんのこつやレシピのようなものがあり、それは新たな研究論文として発表したい。

【疑いが晴れる新たな証拠】

 代理人 不服申し立てはわずか1週間で準備した。これより強い証拠は、今から調べて提出したい。

 小保方氏 実験的な証拠は、準備できると思う。第三者が納得する形でなければならない。準備を進める。ネイチャー論文に掲載された細胞標本は保存している。

【理研の調査委員会の最終報告】

 小保方氏 あまりの驚きとショックに何も考えることも、言うこともできなかった。もう少し弁明の機会を与えていただけたらと願ったことはある。途中から体調が思わしくない中での調査になり、十分な答えができなかった。事実関係を詳細に聞き取るという面では不十分だった。

【別の万能細胞である胚性幹細胞(ES細胞)の混入】

 小保方氏 研究室ではES細胞の培養は一切行っていない。混入が起こりえない環境を確保していた。

【マウスの系統違い】

 小保方氏 (若山教授がSTAP細胞の作製を依頼した際、依頼とは違うマウスで作製したと指摘されたが)論文とは関係ない実験のものだった。若山さんと直接話していないので詳細は分からない。

【公開実験】

 小保方氏 私の判断では決められない。秘密実験もたくさんあり、ノートを公開する気持ちはない。どのような手法で公開実験が可能かアイデアはないが、もし見たい人がいれば、どこにでも行く。この研究を前に進めてくれる人がいるなら、できるだけ協力していきたい。必ず第三者が再現実験に成功すると思っている。細かなこつを全てクリアできれば必ず再現できる。

 

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