平和の俳句 2019夏 作品募集中

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 戦後70年の2015年1月1日から3年間、本紙1面で掲載した「平和の俳句」が今年も昨年に続いて8月限定で復活します。選者は、故金子兜太(とうた)さん=昨年、98歳で死去=とともにスタートから選者を務めた作家のいとうせいこうさん(58)と、金子さんの後を継いで17 年9 月から選にあたった俳人の黒田杏子(ももこ)さん(80)、テレビ番組でおなじみの俳人・夏井いつきさん(62)の3人。皆さんから投稿を募り、特集面に掲載します。締め切りは7月1日(必着)です。

 「平和の俳句」には、決まりはありません。1行の詩になっていれば、少しくらい575を逸脱してもかまいませんし、季語がなくても大丈夫。ひと仕事終えて体を伸ばす瞬間、湯気を上げるご飯を前にしたとき、あなたが笑ったとき。そのときの優しい気持ちだって「平和の俳句」になります。大人もこどもも、どなたでもどうぞ。大胆な発想で、わたしたちをドキドキさせてください。戦後が80年、100年、永遠へと続くよう、ささやかな願いを込めた、この「軽やかな平和運動」に皆さんも参加してみませんか。

平和の俳句 2019夏 投稿はこちらから

 はがきの方は、裏面に一句を記入。同じ面に住所、氏名(振り仮名)、電話番号、年齢、職業を明記し、〒100 8525 東京新聞文化部「平和の俳句」係へ。投稿は未発表の自作の句に限り、季語のない句も受け付けます。ペンネーム不可。締め切りは7月1日(必着)。よろしければ背景にある体験、込めた思いなどをお書き添えください。

● 選者のメッセージ ●

いとうせいこうさん

いとうせいこうさん

 今年も他人に主張したいこと、自分の中で確かめたいことを俳句にする機会がやってまいりました。心に残る言葉は社会を変えます!

<いとう・せいこう> 1961年、東京都葛飾区生まれ。早稲田大卒業後、出版社の編集を経て音楽、舞台、テレビなどマルチに活躍。88年に小説『ノーライフ・キング』で作家デビュー。99年、『ボタニカル・ライフ』で講談社エッセイ賞。2013年、東日本大震災をモチーフにした『想像ラジオ』で野間文芸新人賞。近著に『小説禁止令に賛同する』。本紙で5月から、エッセー「日日是植物」(毎月1回)連載中。

黒田杏子さん

黒田杏子さん

 雑誌「兜太 TOTA」、映画「天地悠々」、「金子兜太戦後俳句日記」と広がる兜太の心。今年も自由闊達(かったつ)、目のさめるような俳句をお待ちしています。 

<くろだ・ももこ> 俳人、エッセイスト。1938年、東京都生まれ。俳誌『藍生(あおい)』主宰。東京女子大在学中、山口青邨(せいそん)に師事 。広告代理店「博報堂」で『広告』編集長を務めた。句集に『日光月光』(蛇笏賞)、『木の椅子』(現代俳句女流賞、俳人協会新人賞)、『銀河山河』など。金子兜太さんと50年近い交流があった。

夏井いつきさん

夏井いつきさん

 平和を願いましょう。平和の手触りを確かめてみましょう。それを俳句という詩型で精いっぱい詠んでまいりましょう。

<なつい・いつき> 俳人。俳句集団「いつき組」組長。1957年、愛媛県生まれ。中学校の国語教諭を8年間務めた後、俳人に転身。学校での俳句の授業や「俳句甲子園」の創設に携わるなど、俳句の裾野を広げる活動を続ける。テレビ番組「プレバト!!」(TBS系)の俳句コーナーや「NHK俳句」(Eテレ)の選者でもおなじみ。句集に『伊月集』など。近著に「夏井いつきの俳句ことはじめ」など。