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【彩の国 まつりごと】

実績強み 上田氏3選 知事選 低調な論戦“信任選挙” 投票率、最低を更新

2011年8月1日

 三十一日に投開票された知事選は、「埼玉から日本を再生させる」と訴えた無所属現職の上田清司氏(63)が三選を果たした。「原発ゼロ」を前面に掲げた元県労働組合連合会議長の原冨悟氏(63)=共産党推薦=と、元高校教諭の武田信弘氏(57)の無所属新人の二人は、上田氏への批判票を掘り起こせなかった。投票率は24・89%で、過去最低だった前回知事選の27・67%を下回り、全国の知事選でも過去最低だった。 (「彩の国 まつりごと」取材班)

 選挙戦では「脱原発」をめぐる公約も注目されたが、上田、原冨両氏とも自然エネルギーの普及という点で大きな違いはなかった。県民の関心の高い医療や福祉をめぐる論争もかみ合わず、上田氏への事実上の“信任投票”となった。

 上田氏は演説の大半を、天下り廃止や治安回復、子育て支援などに取り組んだ成果の説明に費やし、自身の実行力をアピール。上田氏を支援する首長たちも「上田さんのおかげで地元が発展できた」と支持を呼び掛け、二期八年の実績に一定の評価を得た。

 原冨氏は選挙戦の前半は「原発ゼロ」を中心に訴え、終盤では「今の知事では県民の暮らしが守れない」と上田氏への批判を強めたが、及ばなかった。

 

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