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【彩の国 まつりごと】

投票率ワースト「選管啓発に限界」 知事「政治意義、教育現場で」

2011年8月2日

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 知事選の投票率が全国ワーストの24・89%になったことについて、三選を果たした上田清司知事は一日の定例会見で「選管などの啓発運動には限界がある」と指摘し、投票率を高めるためには、高校などの教育現場で「政治」の意義を学んでもらう必要もある、との考えを示した。 (杉本慶一)

 今回の投票率は前回知事選の27・67%から3ポイント近くダウン。これまで全国最低だった千葉県知事選(一九八一年)の25・38%を下回った。四月の県議選も過去最低の39・54%で、県政に対する県民の関心低下が鮮明になっている。

 県選管は若者に焦点を当て、インターネットで啓発CMを放映したり、サッカー女子ワールドカップを制した「なでしこジャパン」の選手に投票を呼び掛けてもらうなどしたが、投票率低下に歯止めはかからなかった。

 一方、今回の投票率は前回と比べ、町村での落ち込みが目立った。四十市の平均は24・43%で、前回より2・3ポイント減。二十四町村の平均は30・26%と高かったが、7・91ポイントも落ち込んだ。

 上田知事は、夏休み中の各地の小学校で耐震改修工事が行われ、投票所が変更されたのが一因と指摘。町村部に多い高齢者が変更後の投票所に足を運びにくくなったとして、「お年寄りにやさしい投票の仕組みも考える必要がある」と述べた。

 上田知事の今回の得票数は百十九万千七十一票で、前回より約九万八千票伸ばした。得票率(有効投票数に対する得票数の割合)は84・29%でほかの二候補を圧倒したが、絶対得票率(有権者数に対する得票数の割合)は20・61%にとどまった。

 上田知事は「投票率が下がる中で、(前回より)約十万票が加わった。一定の実績と今後やることが評価されたと受け止めている」と強調。三期目に掲げた「エコタウン」などの公約については「(県が策定する)五カ年計画などで具体的数値を入れ、実施したい」とした。

 

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