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【高校生100人で考えた】

(5)震災・危機管理 地域の力で命を守る

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 未曽有の大災害となった東日本大震災から間もなく四年半となる今も、多くの人々が避難生活を送っている。分科会「震災・危機管理コース」では、防災とは何かを考え、国、そして高校生自身に何ができるのかを話し合った。

 フォトジャーナリストで防災士の安田菜津紀(なつき)さん(28)が冒頭「阪神淡路大震災で、防災への市民参加が大切だという教訓を得た。防災士は自分たちの力でやっていこうと作られた民間資格だ」と説明。市民参加について考えるため、まず東日本大震災時の体験や自分でしている防災対策を語り合った。

 家族で防災について話し合ったり、対策を立てたりしている人がほとんどいない中、「誰かがやってくれるとの意識があるのでは」との指摘も。ファウンテンバレー高(米国コロラド州)二年の宋紅叶(こうよう)さん(17)は、災害が地域によって違う中で「祭りなどで地域のつながりを強くすることが、防災だけでなく地域活性化にもつながる」と提案した。

 地域のつながりを強め、防災意識を高めるにはどうしたらいいのか。「学校でワークショップも加えた防災の授業をする」「キャンプなどで災害時にも役立つ技術をさりげなく伝える」などの具体案が出された。

 真岡女子高(栃木県真岡市)二年の岩永理華子さん(16)らが「学校を拠点に地域のチカラ、若いチカラで大切な命を災害から守ります」と宣言を発表。ボランティアや地域のイベントを通して、高校生が地域の人々をつないでいきたいと語った。 (片山夏子)

 

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