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【高校生100人で考えた】

(6)原発・エネルギー問題 無関心やめ情報求める

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 東京電力福島第一原発では、事故収束に向けた作業が続く。そんな中、九州電力川内原発が十一日、再稼働した。原発事故を経験した今、日本のエネルギーをどう考えていけばいいのか。安全性や経済性も絡む。四日の分科会「原発・エネルギー問題コース」では、難問に高校生らが挑んだ。

 福島大の開沼博特任研究員が「事故から時間がたち安全性の議論が細ってきた」と指摘した上で、経済性やエネルギー安全保障、環境、安全性を総合的に考えるべきだと説明。参加者からは「原発ゼロが理想だが、他のエネルギー開発にはコストも人材も必要」「地域に合ったエネルギー開発が必要ではないか」などの質問や意見が出た。

 後半は福島事故後に推進派から脱原発へ転じた増子輝彦参院議員らも加わり、放射性廃棄物問題を議論した。原町高校(福島県南相馬市)三年の中島穂高さん(17)は「政治家が安全安心と言っても信頼できない。信頼関係を築くことが大切だ」と発言。「百パーセントの安全はない」「もしものことが起きた時にどう対処するかをきちんと説明することが大事だ」との声も上がった。意見発表は全員が登壇した。名古屋国際高(名古屋市)三年の菊沢萌(もえ)さん(17)が「日本のエネルギー政策で、私たちは信頼関係を構築して無関心から決別する」と宣言。現状やリスクを徹底的に情報開示することや、義務教育でエネルギー問題を学ぶことを提案した。 (片山夏子)

 

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