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【高校生100人で考えた】

(8)メディア・リテラシー(教育) 情報社会 当事者として

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 インターネットは社会に定着し、欠かせない社会資本になった。一方、会員制交流サイト(SNS)を利用したいじめや動画投稿をめぐる問題も深刻化している。四日の分科会「メディア・リテラシー(教育)・コース」では、メディアやネットとどう向き合えば良いか、必要な教育とは何かを考えた。

 ジャーナリストの堀潤さんを交え、最初にメディアやネットの現状を話し合った。「SNSで意見を発言しやすくなった」「双方向性が高まり、メディアの報道に異を唱え、それを広めやすくなった」といった利点への評価から、「ネット上の情報が完全に正確に見えてしまう」「匿名の誹謗(ひぼう)中傷で人が傷つけられる」などのマイナス面まで、幅広い指摘があった。

 こうした環境で生きるには何が必要だろうか。

 公明党の中野洋昌衆院議員が加わった後半の議論では「学校でも有識者らとの議論をしてはどうか」「SNSの発信で人を傷つけてしまった実例を共有する。たとえば経緯を疑似体験できるアプリを作る」など、具体策が次々と出た。

 千葉県船橋市の高校二年、長野果奈さん(17)らが発表した宣言は「先生、僕も先生です」。教えられるだけでなく、「情報社会世代」の自分たちが当事者としてネットとの向き合い方を議論することや、自分たちが発信源となる新メディアづくりに挑戦する重要さを強調した。 (篠ケ瀬祐司)

 

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