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【高校生100人で考えた】

(9)多様性 性的少数 相談しやすく

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 東京都渋谷区は今年三月、同性カップルを「結婚に相当する関係」と認めて証明書を発行する条例を定めた。六月には米連邦最高裁が同性婚を合憲とする判断を示した。多様な生き方に対する関心が高まっている。四日の分科会「多様性コース」では、性的少数者(LGBT)に焦点を当てた。

 参加者は、LGBTに対する思いを素直にぶつけ合った。「米国で同性婚が認められた時にSNS(会員制交流サイト)のプロフィルに虹色のフィルターをかけて祝っていたけれど、結局人ごと」「最初にLGBTの人に会った時は驚いたけれど、その後は今までと同じように接している」

 議論に参加したLGBTの杉山文野(ふみの)さんは「元女子高生です」と自己紹介。女子の制服を着たくなかったことや、LGBTには自己肯定感を持ちにくい人が多いことなどを説明した。

 具体例を聞いた参加者からは「悩んでいる人が相談やカミングアウト(公表)できる場所が必要」「LGBTの人のツイッターをフォローした。こうしたことも理解につながるのでは」とアイデアを出し合った。

 議論の末にまとめた宣言は「ウエルカミングアウト」。ウエルカム(歓迎)とカミングアウトとの造語だ。発表した新潟高(新潟市)三年の川村鴻弥(ひろひさ)さん(18)らは「LGBTが自己肯定感を育むために何が必要か。それは私たちが受け入れる姿勢を示すことだ」と訴えた。 (篠ケ瀬祐司)

 

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