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【第89回全国高校野球選手権大会(2007)・群馬】

<熱球譜>玉村 中山雄亮投手 3年 母からの“お守り”胸に

2007年7月11日

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 強豪・東農大二打線を相手に1失点被安打6。三塁を踏ませたのも四回裏だけ。好投した玉村のエース中山雄亮投手(三年)は試合後、グラウンドで泣き崩れた。「必ず逆転してくれる」。信じて投げ続けたが、勝利の女神がほほ笑むことはなかった。

 少年野球の経験はあるが、中学ではサッカー部に。「もう一度野球をやりたい」と高校で野球部に入り、投手を志願した。わずか十八人の部員で練習試合もままならない時期もあった。ともに苦しんだからこそ、「みんなの励ましを受けて、伸び伸び投げられた」と振り返った。

 試合前、内心はエースの重責に押しつぶされそうな不安もあった。母親(44)からもらったダルマの人形を胸にお守りとして下げた。「全力投球」の文字は自分で書き込んだ。

 「最高のピッチングができた」と中山投手。「母に、ありがとう、と伝えたい」と照れ笑いを浮かべ、球場を去った。 (石井友恵)

 

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