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【第89回全国高校野球選手権大会(2007)・群馬】

<熱球譜>桐生第一(3年)青木史隆主将 チーム支えた信じる心

2007年7月28日

涙に暮れるナインを励ます青木主将

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 「自分が引っ張ってきたチーム。最後までキャプテンとして仕事をしたい」。桐生第一の青木史隆主将(三年)は、敗戦後、こぼれそうになる涙をグッとこらえ、立ち上がれないナインに一人ずつ声を掛けた。

 吉田鷹選手(二年)には「よく頑張った」と、鈴木佑太選手(二年)にも「(これからは)お前が頑張れ」と。昨夏の甲子園大会で敗れた後、同じように涙を流し、動けないでいた青木選手を「お前が泣いていてどうする」と励ましてくれた上級生のように。

 帽子のつばには「気持ち。自分を信じて仲間を信じる」と黒のフェルトペンで書いてある。その言葉通り、試合に出たい気持ちをこらえて、三塁コーチとして仲間を信じ、チームのために努めてきた。だからこそ、最終回のタッチアップも「迷いはなかった。悔いはない」と言い切れる。

 「お前がキャプテンだからここまで来られた」。渡辺竜也選手(三年)にそう言われ、流さないと決めていたものが、こぼれそうになったが、必死に歯を食いしばった。主将として残り少なくなった仕事をやりきるため、ナインの元へ駆け寄った。 (禰〓田功)

 

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