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【第89回全国高校野球選手権大会(2007)・東東京】

<熱球譜>都城東3年 牛窪大季主将 雄たけびに『感謝』をのせて

2007年7月29日

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 二塁上で右腕を高々と掲げて、背番号18の都城東の主将、牛窪大季選手(三年)が雄たけびを上げた。5点差を追う七回一死一、二塁で、三塁線を破る適時二塁打。「みんなへの感謝の気持ちでいっぱいでした」

 春はレギュラーだったが、この大会では控えに回った。「守備はいいが打撃に波がある」(梨本浩司監督)からだった。大会前、言い渡された当日は悔し涙を流したが、腐らなかった。「キャプテンに専念しよう」。百二十人の部員をまとめ上げて、同校3度目の甲子園を目指してきた。

 六回の左翼守備から登場したこの日。七回の二塁打に加え、九回にも、逆転に望みをつなぐ中前安打を放った。「自分が打席に立つと、歓声がより大きく聞こえた」。スタンドにはベンチ入りできなかった三年生もいた。その仲間の思いをスイングに乗せた。

 「帝京は強かった。集中力がとぎれない。技術だけでなく気持ちも強い」。点差以上に力の差はあった。だが互角に戦った。悔しさを語る中で一瞬、笑顔を見せてこう言った。「最高の試合でした」 (原昌志)

 

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