東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 高校野球大会・首都圏 > 89回大会 > 茨城 > 記事

ここから本文

【第89回全国高校野球選手権大会(2007)・茨城】

<熱球譜>松丘ナイン統合で最後の夏 伝統は『高萩清松』へ

2007年7月10日

相手校の校歌が流れる中、涙をこらえる松丘ナイン

写真

 けがから復帰した松丘・菊池貴大主将(三年)の一振りでチームが一丸になった。六回、ここまで無得点に抑えられていた古河一の篠崎拓也投手(同)から左前適時二塁打。初得点で波に乗ったが、すでに試合は決していた。

 学校統合のため、現校名で臨んだ最後の夏。ナインは硬式野球部創部二十四年が持つ歴史の重圧に、序盤から動きが硬かった。毎回のように走者は出すが好機を逃し、逆に佐々木啓介投手(三年)が相手打線に捕まる悪循環から抜け出せなかった。

 「松丘高野球部」の名前とともに、夏の舞台を去る三年生4人。菊池主将は「みんな個性的で、仲の悪いころもあった。でも最後はいいチームになりました」と胸を張った。佐々木投手は「負けたのは自分の実力不足のせい。もっと試合がしたかった…」と悔やんだ。

 試合後、園部卓也監督は「最後の部員としてよく頑張った。4人と三年間野球ができて幸せだった。一生忘れない」と目を赤くしながら語りかけると、ナインはまた、顔をぬぐった。

 来年から、伝統は「高萩清松」に受け継がれる。エース候補の神長秀行選手(二年)は「先輩たちの悔しさを忘れずに練習して、来年の夏は絶対一勝したい」と誓った。 (沢田佳孝)

 

この記事を印刷する

PR情報

記事一覧