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【第89回全国高校野球選手権大会(2007)・茨城】

<熱球譜>佐竹3年・綿引章人投手 横綱相手に堂々の投球

2007年7月20日

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 「ストライクが決まらず、もったいなかった」。好投していた佐竹の綿引章人投手(三年)が突如、乱れた。1−1の同点で迎えた五回裏、制球が定まらない。2四死球を与えた後、味方の失策で勝ち越しを許した。

 第1シードの藤代相手に被安打6。堂々の投球内容。宇野拓也捕手(二年)が「球がうまくばらついて、変化球がコーナーに決まっていた。勢いがありました」と話すように、直球の伸び、スライダーのキレは最高の出来だった。

 一年生からレギュラーを務め、昨年から背番号1。打つ方でも主軸を任され、投打の主力としてプレーでチームを引っ張ってきた。昨年は3回戦敗退。最上級生として、夏にかける思いは誰よりも強かった。

 「とにかく、立ち上がりは丁寧に」と決めていたように、初回のピンチを併殺でしのぐと波に乗った。序盤を1点で切り抜け、“横綱”相手に譲らない接戦を展開した。

 だが、相手打線の3順目となる五回、狙い球を絞らせないよう配球を変えたことが裏目に出た。

 「第1シードの強さを実感しました。相手が上だった…」。試合後、あふれる涙をこらえながら、チームの大黒柱が球場を後にした。(沢田佳孝)

 

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