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【第89回全国高校野球選手権大会(2007)・茨城】

<熱球譜>清真学園石津卓主将(3年) 『勝負してくれうれしかった』

2007年7月23日

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 初の8強入りを目指す清真学園が奇策に出た。主砲・石津卓主将(三年)を先頭打者に起用する。1点を追う一回裏、ナインの期待に応える二塁打を放ち、逆転の呼び水となった。

 「相手投手が勝負してくれない」。高校通算42本塁打のスラッガーは、初戦からもどかしさを感じていた。

 この日の相手は藤代。昨秋の県大会で負けた悔しさを晴らすつもりだった。県大会の初打席で、田中亮投手(三年)の投球が左手甲に直撃。最後まで出場して2安打を放つが完敗。試合後、骨折していることが分かった。「みんなに迷惑をかけた」と振り返る。

 秋の大会後は筋力強化に取り組んだ。練習後、鹿嶋市のスポーツセンターで週一回、トレーニングを課した。大会前一カ月は週二回に増やし、打撃の確実性を増した。

 結局、初回の二塁打後、快音は聞かれなかった。「追い込まれてからのしぶとさがなかった。結果が残せませんでした」と悔やむ一方、「田中投手は勝負してくれた。きょうの試合が一番楽しかった」と話した。

 卒業後、大学で野球を続けるつもりだ。「体が大きくない以上、打率を残せる打者にならないと」。スラッガーに別れを告げ、新たな打者像を追い求める。 (沢田佳孝)

 

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