東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 高校野球大会・首都圏 > 89回大会 > 茨城 > 記事

ここから本文

【第89回全国高校野球選手権大会(2007)・茨城】

<熱球譜>水戸葵陵3年内山優史主将 『おれたちを超えてみろ』

2007年7月26日

写真

 4強入りの原動力となった水戸葵陵の二年生エース真家政司投手が初回、常総学院にいきなりの集中打を浴びる。7点を奪われ、下を向くナインに内山優史主将(三年)は「1点ずつ返していけば八回に逆転できる」とげきを飛ばした。

 その言葉を裏付けるかのように、六回、右越えのソロ本塁打を放つ。「打ったのは真ん中の直球。思い切って振りました」。二塁ベースを回った時、感謝の気持ちを込めて三塁側スタンドに向け、高々と右手を挙げた。

 苦しんだ末に迎えた夏だった。三月後半に左足のけがが発覚。四月の手術後は満足に走れない状態が続いた。「大事な時期にけがをしてチームに申し訳なかった」。必死のリハビリの結果、六月に復帰した。

 今大会は、4番を任せられ、2本塁打と打撃好調。水戸商、下妻二、竜ケ崎一とシード校を次々と破る快進撃の原動力となった。

 この日、春の県大会1回戦でコールド負けを喫した常総学院を、終盤まで追い上げ苦しめた。だが、最後は力負け。「常総は強かった」と完敗を認めた。後輩たちには「チーム初となる4強の歴史をつくった。おれたちを超えてみろ」と笑顔で胸を張った。 (沢田佳孝)

 

この記事を印刷する

PR情報

記事一覧