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【第90回全国高校野球選手権大会(2008)・群馬】

最後まで「強気に」 桐生南・中里投手

2008年7月7日

気迫のピッチングを見せる桐生南・中里選手

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 前橋育英に2点をリードされて迎えた七回裏。桐生南の中里義人投手(三年)は突然足を抱え、マウンドでうずくまった。声援が飛び交う球場が一瞬、静寂に包まれた。

 猛暑のせいか、緊張のせいか。両足をつっていた。駆け寄ったナインに肩を借り、ベンチに向かった。

 チームでただ一人の三年生投手。途中降板が懸念されたが、ナインの檄(げき)に背中を押され、すぐに何事もなかったかのように自分の“持ち場”へ。白い歯を見せながら、高らかに右手を上げ、続投を宣言した。

 強豪を前に弱気になったこともある。だが、この日は違った。野球帽のつばに大きく書いた「強気」の二文字。勝負に背を向けたくなかった。「自分はエース。チームに心配は掛けられない。最後まで投げよう」。気迫のピッチングに、球場から惜しみない声援が送られていた。

 

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