東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 高校野球大会・首都圏 > 90回大会 > 群馬 > 記事

ここから本文

【第90回全国高校野球選手権大会(2008)・群馬】

<熱球譜>連覇の重圧と戦い続け 前橋商3年 大古拓郎主将

2008年7月21日

連覇を目指し、主砲として打席に立つ大古主将

写真

 「連覇」がチームの目標だった。帽子の裏には「覇」の文字が刻まれていた。昨夏の覇者・前橋商の4番打者で主将。甲子園では昨夏、無安打に終わった。「必ず甲子園に戻り、ヒットを打つ」と心に決め、強い気持ちで臨んだはずだった。

 2打数1安打。チームを通じ、唯一の安打は自分の1本のみ。7点を奪われ、まさかのコールド負け。桐生第一の校歌を泣きながら聞いた。昨夏の決勝戦と立場が逆転。主将として、主砲として「自分がもっと打てていれば…」と悔やみ、涙をあふれさせた。

 試合後、「最高の仲間と野球ができてよかった」と少しだけほほ笑んだ。連覇の重圧と戦い続けた夏は終わった。「この悔しい気持ちを忘れず、野球を続けます」−。涙をぬぐうと、前へ進むパワーがわいてきたようだった。 (石井友恵)

 

この記事を印刷する

PR情報

記事一覧

記事一覧