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【第90回全国高校野球選手権大会(2008)・群馬】

<熱球譜>本塁打で勝ち越すも逆転…悔し涙 前橋育英・小板橋直弥選手(3年)

2008年7月22日

右越えの本塁打を放ち、喜ぶ前橋育英の4番・小板橋選手

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 泣き崩れ、ベンチ裏に座り込んだ。勝ち越しのソロ本塁打を打ち、ヒーローになるはずだった、九回に逆転されるまでは。春の王者・前橋育英の主砲は、顔中で泣き、やり場のない悔しさを持て余していた。

 三年前の夏。ベスト4をかけた中学の軟式野球県大会で樹徳の岡貴之投手と対戦し、0−1で敗れた。「リベンジを」と特別な思いで迎えた準々決勝だった。

 1−1で迎えた五回裏二死走者なしの場面。初球のカーブをいきなりライトスタンドへ。まさに狙い通りだった。三回にも先制適時打を放っており、この日は4打数4安打2打点の大活躍だった。

 しかし、九回に悪夢が待っていた。2点を奪われ、まさかの逆転負け。「悔いがないと言ったらうそになる。でも悔いはないです」と声を振り絞った。

 「自分の打撃に満足はしていないです」と厳しい表情だったが、球場を出ると、主砲の一発をたたえる応援団の声が、温かかった。 

  (石井友恵)

 

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