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【第90回全国高校野球選手権大会(2008)・群馬】

<熱球譜>桐生市商 田面巧二郎投手(3年) 延長戦…170球超える熱投 見せつけたエースの意地

2008年7月25日

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 初球のスライダーをいきなり右翼線に運ばれた。延長十三回二死二塁でヒットエンドラン。二走が本塁を駆け抜けた。まさかのサヨナラ負けだった。

 「頭が真っ白になった」という言葉通り、直後はぼうぜんとした表情だった。仲間が泣き崩れるのを見て、敗戦を実感。顔をくしゃくしゃにして泣いた。

 170球を超える球数を投げ、3時間17分の熱戦を戦い抜いた。直球と切れのあるスライダーなどで11奪三振。再三のピンチに動じることなく、エースの意地を見せつけた。

 試合前、肩に痛みを感じた。右肩を上げるだけで痛みが走った。しかし、延長に入っても「いけます」と毎回マウンドへ。「集中していたので、痛みは感じなかった」と言い訳はしなかった。

 「最後に打たれたけれど、思い切り投げた球。悔いはない」−。涙が止まると、精悍(せいかん)な顔で、夏の終わりを受け止めていた。 (石井友恵)

 

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