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【第91回全国高校野球選手権大会(2009)・茨城】

<熱球譜>強豪相手、粘り見事 石下紫峰ナイン

2009年7月13日

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 チアリーダーもブラスバンドもいないスタンド。それでも、選手たちは格上の水戸商を相手に粘り強いプレーを見せ、その奮闘ぶりは球場を沸かせた。

 在校生に新型インフルエンザの感染が確認され、一年生の部員2人が出場できなかった石下紫峰。他校への万が一の影響を考え、生徒のスタンド応援も自粛した。

 「出場できない一年生2人のためにも頑張りたかった」と中島翔太主将。

 今春、石下と上郷が統合して誕生した同校。もともと部員が少ない上、二、三年生は校舎が別で、練習も十分とは言えない中での出場だった。

 だが、選手たちは元気だった。先発の安田豊投手(二年)は、打たせて取る投球が光った。打線も奮起し、五回に4点を挙げた。その後のピンチにも、お互い声を掛け合うことは忘れない。

 スタンドでは、相手チームの800人の応援団に負けじと、保護者やOB約70人が赤と青のメガホンを打ち鳴らした。

 「心が折れそうな時もあったけど、スタンドの声が聞こえてうれしかった」と安田投手。応援に駆けつけた野球部OBの浅野直樹さん(18)は「ここまでやってくれるとは。よくやった」と困難に負けなかった選手たちをたたえた。 (中津芳子)

 

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