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【第91回全国高校野球選手権大会(2009)・西東京】

<熱球譜>継投でつかんだベスト4 都日野 吉川 諒投手(3年) 渡辺 直人投手(3年)

2009年7月29日

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 「都立だって私立の強豪校に勝てることを証明したかった」

 飛び抜けた力のある投手がいない都日野(日野市)は、渡辺直人(三年)=写真(左)、吉川諒(同)=同(右)、加藤俊介(同)の3投手が力を合わせ、調子のいい投手が先発し、継投で勝ち抜いてきた。

 いずれも打たせて取るタイプ。堅い守りと、「点を取られても、取り返してくれる」という味方打線を信じ、同校初となるベスト4まで進んだ。

 第1シードの優勝候補の日大三に対し、先発の吉川君は「ビデオを見て内角を思い切って攻めれば打たれないと思った」と言うとおり、五回まで2点に抑えた。しかし、内角攻めは死球のリスクもあり、4点リードの六回、3死球から崩れて3点取られた。交代した渡辺君は緩急をつけた投球でピンチを切り抜けたが、七回に浮いた球を痛打された。

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 それでも1点差の緊迫した展開が続き、九回裏2死一、二塁で、渡辺君の打球はセカンドゴロとなり、全力で駆け抜けたが「アウト」のコール。しかし、外野まで走り続けた。「頭が真っ白になり、戻れなかった」という。「勝てると思った」という吉川君はベンチで泣き崩れた。

 「強豪校に勝つ」という3人の目標は、あと一歩だったが、それでも都立でもやれるんだという思いはいっそう強まったはずた。 (西川正志)

 

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