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【第91回全国高校野球選手権大会(2009)・栃木】

<熱球譜>全力『悔いなし』 羽石将主将(茂木3年) 

2009年7月24日

宇都宮工―茂木3打数1安打1打点と意地を見せた茂木の羽石主将=清原球場で

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 初のベスト4の壁は厚かった。相手チームの校歌が流れた瞬間、ほおを涙がつたった。

 白鴎大足利、小山西と強豪を次々に破り、勢いに乗った準々決勝。一回、「何が何でも出てやる」と四球を選び先制のホームイン。二回にはこん身の左前適時打を放ち、ガッツポーズを決めた。しかし、相手の強力打線に瞬く間に逆転される。「キャプテンの自分が踏ん張らないと」。守りの回はグラウンドへ一番に飛び出し、ピンチを迎えてもナインを鼓舞した。

 悲願はかなわなかった。割れんばかりの声援を送ってくれた応援席の前に立つ。「勝ちたかった…」。仲間に支えられ、立っているのが精いっぱいだった。

 遊撃手で、しかも内野では唯一の三年。162センチとベンチ入りメンバーの中では最も小柄だが、精神面でナインを引っ張ってきた。「とにかくまじめ」(小林克明監督)との言葉通り、練習量はチーム一。今大会、長打はなくとも犠飛や送りバントで得点に貢献した。「練習でやってきたことがすべて出せた。悔いはありません」 (宇田薫)

 

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