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【第92回全国高校野球選手権大会(2010)・東東京】

<ヒーロー>勝利を呼んだ3安打 修徳(3年) 藤谷 陵選手

2010年7月26日

国士舘−修徳 4回裏修徳1死二、三塁、左前に適時打を放つ藤谷選手

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 本塁打も飛び出し、国士舘を圧倒した修徳打線。中軸が警戒され四球で歩く機会が多いだけに、6番打者は重要だ。

 2点リードされた三回、6番藤谷陵選手が放った左翼への単打は、左翼手が球をそらす間に、四球で出た三ツ俣選手ら2人が生還し同点。国士舘の先発川内翔太投手を降板させた。四回にも左翼へ適時打。生還したのは、またも四球で出塁していた三ツ俣選手だった。「前の選手が塁に出たら僕が点にする、とイメージしていた」と藤谷選手。

 体調は万全ではない。二十日の5回戦で味方選手と交錯し、左ひざ半月板と靱帯(じんたい)損傷と診断された。準々決勝はベンチにとどまった。

 迎えた準決勝。朝、起きた時に残っていた痛みは、準備運動で体をほぐすうちに治まってきた。打順は本来の2番から6番へ下がったが先発に復帰した。「主軸以外の打撃が春以降の課題だったが、いい結果が出た」と鳥山泰孝監督。

 診察した医師も驚いたという藤谷選手の回復力。「性格がポジティブだからいいんですかね」と笑う。準々決勝の欠場は悔しかったでしょう、と聞くと「でもベンチ裏で素振りしてました。代打で出たくて」。明るさとしぶとさで決勝に臨む。 (梅野光春)

 

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