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【第92回全国高校野球選手権大会(2010)・栃木】

<ヒーロー>頼れる明るい主砲 茂木3年 田中広起選手

2010年7月16日

4番の役割を果たした田中選手=宇都宮清原球場で

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 五回、先頭打者で二塁打を放つと、ベース上でガッツポーズが出た。三回の適時三塁打の時に続いて2度目だ。「うれしくって思わず、しちゃいました」と人懐っこい笑顔で振り返る。

 4−0とリードして迎えた四回の守備、この回からマウンドに上がった小林聖投手(二年)が4連打を浴びて2失点。エース川上洋輝投手(三年)が救援し後続は断ったが、嫌な雰囲気が漂いつつあった。

 188センチ、93キロの巨体に陽気な性格で、自他ともに認めるムードメーカー。五回の二塁打は、後輩の失点を気遣い「おれが出て流れを変えてやる」との気合が生んだ。外側の直球を逆らわずにレフトへ運び、貴重な追加点を呼び込んだ。

 先制の犠飛を含め、2安打2打点で4番の役割をきっちり果たした。前回の46年ぶりの8強で、周囲の期待は大きい。「練習では打てないけど、試合では打てる。何か持っているんですかね」との軽口も頼もしい。明るい主砲が、チームの新たな歴史を切り開いていく。 (清水祐樹)

 

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