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【第92回全国高校野球選手権大会(2010)・栃木】

<熱球譜>全員の気持ちが一つに 国学院栃木3年 根岸潤主将

2010年7月22日

捕手としてもチームをまとめた根岸主将

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 気が付けば、グラウンドに転がっていた。1点差に迫った八回、なおも1死満塁の好機。難しい球に手を出して遊ゴロに。一塁へ猛然とヘッドスライディングしたが併殺打に終わり、しばらく起き上がることができなかった。

 ここまで9打数5安打2打点と好調。主将、捕手、中軸としてチームを引っ張ってきた。春季大会も準々決勝で当たって惜敗した作新学院に絶対リベンジしたかった。

 甲子園を目指し、群馬県板倉町から通学。スタンドで中学時代の野球部仲間が応援する中、新ケ江一聡投手(二年)を巧みにリードし、七回には盗塁も刺した。最後に突き放されたが「相手が一枚上手だった。自分たちの野球はできた」と素直に敗戦を受け入れた。

 併殺やけん制死、本塁憤死などで得点機を逸した場面も「果敢に攻めていこうと決めていたので、結果は仕方ない」と振り返り、「この試合でミスはなかった」と言い切る。

 残ったのは悔しさではなく、全員の気持ちが一つになった実感。「主将についてきて良かった」と目を潤ませる新ケ江投手の隣で、あらためて確信した。「このチームを選んで良かった」

 (清水祐樹)

 

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