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【第93回全国高校野球選手権大会(2011)・神奈川】

きょう開幕 初出場の横浜サイエンスフロンティア 「科学的思考力」で勝利を

ミーティングする曽根主将(右から2人目)と楳内選手(同3人目)=横浜市鶴見区で

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 「第93回全国高校野球選手権神奈川大会」が十日、開幕する。開校3年目を迎え、初出場となる横浜サイエンスフロンティア高校(横浜市鶴見区)は、学校の方針で練習時間が限られる中、公式戦初勝利に向け、気持ちを高めている。 (志村彰太)

 創立当初、部員は8人しかいなかった。中心メンバーだった曽根康平主将(三年)は「大会に出られない不満は、確かにあった」。部員が増えることを祈り、練習を続けた。

 人数が少ないだけでなく、練習時間も短かった。「世界的科学者を育てる」と掲げる同校の授業は7限まである。部活動は週3日しかできず、夏は午後7時、冬は同6時には完全下校。校庭を全面使える日は、週に1日だけだった。

 部員の不満が昨年夏、爆発した。創部メンバーで4番を打っていた楳内日呂睦選手(三年)が「こんな部活なら辞める」と言い出した。部は存続の危機に立たされ、みんなで慌てて説得した。曽根主将は「あの時は、七夕飾りに『楳内が戻ってくるように』ってお願いしました」と苦笑する。

 昨年秋に高野連に登録し、3年目で部員は26人に増えた。ただ、練習時間は依然として少ない。捕手は「バッターの心理」を勉強し、ミート力が課題の選手はソフトボールでトスバッティングして芯で捉える感覚を覚えるなど、それぞれ工夫を凝らし、補ってきた。

 こうしたメニューは、曽根主将が中心となって考えた。目標は初戦突破。「手に入る資料は全部見て、相手を分析したい」。3年間、ため続けたエネルギーと、持ち前の「科学的思考力」で勝利を期す。

 初戦の相手は浅野高校(同市神奈川区)で、十三日午後一時半から俣野公園・横浜薬大スタジアムで。

 

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