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【第93回全国高校野球選手権大会(2011)・神奈川】

<ヒーロー>伝統校の重みに耐え 法政二・三原拓也主将(3年)

ホームへ滑り込む法政二の三原拓也主将=中原区の等々力球場で

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 相手の守備位置などグラウンドの状況は手に取るように分かった。あとは走り慣れたダイヤモンドを回るだけでよかった。

 二回、2死一塁の場面で回った初打席。二球目のスライダーが甘く入ってくるのを見逃さなかった。「打った瞬間抜けた」という会心の当たりはセンターへ行くと、相手の中堅手がミス。ベースランニングはチームで一、二を争うという俊足はその守備の乱れを確認し、一気にホームへ帰ってきた。

 「運もついてました」。思わず満面の笑みをこぼしたのは、伝統校の重みに耐えた一年があったからこそだ。

 昨秋と今春の県大会、地区予選の段階でともに敗退。夏の甲子園で優勝経験もある高校だけに、OBから「地区予選で敗退している場合か」と言われた。

 主将としてのプレッシャーもかかったが、やるべきことは見えていた。冬場には一日100本の走り込み、一日500球の打撃練習で鍛え抜き、夏を待った。

 十三日が18歳の誕生日だった。「最高の誕生日?もっと打てましたから」と気を引き締める。「目標は甲子園、全国制覇です」。18歳の熱い夏はまだ走り出したばかりだ。 (酒井博章)

 

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