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【第93回全国高校野球選手権大会(2011)・神奈川】

<熱球譜>悔いなし 知恵絞り全力で 高津・秋元翔主将(3年)

14点目を失った投手を気づかい、大きな声をかける秋元主将=相模原市の相模原球場で

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 野球をする環境は、決して恵まれてはいなかった。3年間で監督が3回交代し、校庭を全面使って練習できるのは週1回。校庭が狭くて外野の練習場所はない。中継プレーなどの練習は、グラウンドが広い学校との週末の遠征試合で補った。

 「こんな状況でチームをどう強くしようか」。部員投票で主将に選ばれた当初、後輩への接し方や練習方法で、何度も壁にぶつかった。監督も両親も口をそろえる「不器用でまじめ」な性格。

 自分の行動で範を示そうと、積極的に練習し、声を出す姿を後輩に見せた。知恵を絞り、狭い校庭を有効に利用する方法を工夫した。しだいにチームはまとまり、逆境が選手たちを成長させた。

 1回戦は伊勢原高と対戦。公式戦で5年ぶりに勝利した。「応援に来ていた先輩の前で校歌を歌えて、本当にうれしかった」と笑顔で振り返る。

 連勝はできなかったが、「自分たちの練習の成果は全部出せた」と悔いはない。「全力で戦う姿勢を来年も受け継いでいってほしい」と後輩たちに託した。 (平木友見子)

 

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