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【第93回全国高校野球選手権大会(2011)・栃木】

両投手 気迫の576球

宇都宮商−国学院栃木 4回表国学院栃木1死二、三塁、田村慧斗選手の右犠飛で三走田代椋也選手が生還

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 第93回全国高校野球選手権栃木大会は14日目の二十七日、前日に延長十五回引き分け再試合となった準決勝1試合が県営球場で行われ、宇都宮商が国学院栃木を5−1で下し54年ぶりの決勝進出を決めた。作新学院−宇都宮商の決勝は二十八日正午に同球場でプレーボール。作新学院は2年ぶり7回目、宇都宮商は87年ぶり2回目の夏の甲子園出場を目指す。

 宇都宮商は三回裏、1死満塁と攻め、主砲吉田将選手(三年)の中前打などで3点を先制。七回裏にも失策などで走者をため、2死二、三塁から6番上野将儀選手(同)が左翼線へ二塁打を放ち、2点を追加して勝負を決定付けた。投げては先発の君島陸投手(同)が前日199球を投げた疲れも見せず、6安打1失点に抑える好投。六回以降は三塁すら踏ませなかった。

 国学院栃木は先発の森泉廉投手(同)が打ち込まれ、三回途中からエース新ケ江一聡投手(同)が登板。しかし、波に乗る宇都宮商の勢いは止められず、打線も1点を返すのが精いっぱいだった。 (石井紀代美)

◆がっちり握手 健闘たたえる

 前日、延長十五回を投げ抜いた君島、新ケ江両投手がこの日も力のこもった投球を見せた。2日間で君島投手は317球、新ケ江投手は259球の熱投。試合終了後は固い握手を交わし、互いの健闘をたたえ合った。

 君島投手は「昨日のゲームは昨日で終わり。今日も一つずつアウトを取っていこう」と気持ちを切り替えてマウンドへ。直球主体に組み立て、最後まで球威は衰えなかった。118球を投げ終えた後も「それほど疲れは感じなかった」と涼しげな顔を見せた。

 一方の新ケ江投手は険しい表情。二塁打などで2点を奪われた七回裏を振り返り、「仲間のエラーをカバーしようと思ったが、体がついてこなかった」とうつむいた。

 

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