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【第94回全国高校野球選手権大会(2012)・東東京】

<熱球譜>悔しさ刻み来年へ誓う 豊南2年・三原浩平投手

豊南の先発として力投する三原脩のひ孫・浩平投手=江戸川区球場で

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 「悔しすぎて試合のことを思い出せない」。強気な二年生エースは、うつむいたまま言葉をしぼり出した。

 曽祖父はプロ野球の名監督三原脩氏だが、知っているのは家に飾ってある写真だけ。特別な意識はない。小学四年の時に友達に誘われて野球を始めた。

 一月に股関節を痛めて春は投球できなかったものの、与えられた背番号は1。上窪闘志主将が「負けん気が強く、三年生よりも練習してきた」と語るほど、努力を重ねた結果だ。

 六月中旬の組み合わせ抽選から「打倒関東一」を掲げた。対策として変化球のスプリットを身に付け、1回戦は1球も投げずに温存。この日投げた7割はスプリットだった。相手打者のタイミングをうまく外す。しかし春の選抜ベスト4の強力打線は、時折浮く球を見逃さなかった。

 強気なだけに気負いも強い。上窪主将ら上級生の内野陣は「楽に行け」と何度も声をかけてくれた。「先輩たちと同様に、最後の大会のつもりで投げたけど…」。悔しさを刻みつけるように唇をかみしめて、誓う。「来年は絶対に勝ってやる」 (大平樹)

 

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