東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 高校野球大会・首都圏 > 94回大会 > 東東京 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【第94回全国高校野球選手権大会(2012)・東東京】

<熱球譜>プロ目指す 目標は祖父 宮田 孝将投手(日大一3年)

9回途中まで力投した宮田投手=神宮球場で

写真

 ピンチの時は「どう抑えてやろうか」と燃える。祖父の血を感じる。祖父は宮田征典さん(故人)。「八時半の男」と呼ばれた元巨人の救援エースだ。

 今大会、公式戦初のマウンドを経験した。祖父譲りのマウンド度胸とコーナーをつく投球で、先発した3試合すべてで完封勝ちを収めた。

 強い相手ほど気持ちがたかぶる。二十一日の相手は、プロ注目の鈴木誠也投手擁する二松学舎大付。試合前から笑みがこぼれた。

 初回で連続完封は途切れたが、内角を強気に攻めた。同点で迎えた九回裏、2死二塁でエース村上慶悟投手と交代した。サヨナラ負けを喫したが、「自分より力がある村上が打たれるなら相手が上」。悔しさを抑え、仲間を気遣った。

 征典さんとは幼いころにキャッチボールをしたぐらい。著書や指導を受けた人の話で偉大さが分かってきた。同じ投手としても、ピンチで託された祖父は「すごいと思う」。

 11安打を浴び、5失点。でも、攻めた。「おじいちゃんは70点くらいくれるかな」。大学に進み、プロを目指す。目標はもちろん「おじいちゃん」だ。 (鈴木学)

 

この記事を印刷する

PR情報