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【第94回全国高校野球選手権大会(2012)・茨城】

<熱球譜>兄の思い背負い完投 水城 浅野優介投手(3年)

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 九回表2死。内野ゴロを打ち一塁に頭から全力で滑り込んだが間に合わなかった。3年間の思いが込み上げ、しばらく立つことができなかった。

 名将の橋本実監督のもとで常総学院に勝ち甲子園に行きたい。兄も2007年の県大会決勝で常総に負けており、「兄の分まで」との思いは強かった。入学後、橋本監督から「両サイドに変化球を投げ分ける精度を上げれば甲子園でも通用する」と言われた。

 教えに従い、必死に練習し、昨春の選抜大会出場を果たした。初戦に登板して敗退したが、「自分たちの代は甲子園で勝とう」とチームで約束。今大会前には自分の帽子に「みんなの思い」と書き、気合を入れた。

 頼れる主戦は決勝まで全6試合を1人で投げ抜き、投球数は計794球。試合中は疲れを感じなかった。しかし、三回裏に「球1個分浮いた」という変化球は決勝となる3点本塁打を放たれた。

 「監督やチームを甲子園に連れて行けなかった」と残念がったが、橋本監督は「100点満点の投球だった」と主戦をねぎらった。 (小沢慧一)

 

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