東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 高校野球大会・首都圏 > 95回大会 > 千葉 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【第95回全国高校野球選手権大会(2013)・千葉】

<熱球譜>限界超え217球投げきる 専大松戸3年 高橋礼投手

写真

 この日投げた217球目は、わずかにコースを外れた。主審の右手は上がらず、押し出しの四球で夏は終わった。

 先発した両チームの投手が最後まで投げ合って迎えた十三回裏、この日4回目となる満塁のピンチ。ベンチの持丸修一監督の目は「最後まで投げ切れよ」と言っていた。

 「延長に進んだ時点で限界は来ていた」と試合後に話した。だが、その言葉とは裏腹に、低めにコントロールされたボールは相手打線を苦しめた。

 「悔しいのは、あの一球だけ」と振り返ったのは、四回裏の2死一、三塁の場面。三振を狙ったスライダーが甘く入り、適時二塁打を打たれて逆転を許した。「やっちゃいけない失点だった」

 185センチの身長を折り曲げて繰り出す右の下手投げ。今大会は準々決勝までに二十回を投げ、失点ゼロと、完璧ともいえる記録を残してきた。

 同じ下手投げの西武の牧田和久投手の投球フォームを研究し、試合前の移動中、必ず携帯端末で牧田投手の動画をチェックして験をかついだ。

 「自分が最後まで我慢しきれなかったのが敗因」と言ったが、持丸監督は「高橋を代えて打たれていたらもっと悔いが残った」と話した。(佐々木香理)

 

この記事を印刷する

PR情報