東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 高校野球大会・首都圏 > 95回大会 > 西東京 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【第95回全国高校野球選手権大会(2013)・西東京】

<熱球譜>「自信持たねば」夢、後輩に託す 日野3年・豊沢拓郎捕手

写真

 都立として33年ぶりの西東京代表の座をかけた大舞台。「相手に圧倒され、何もできないまま終わった感じがする」。日野の豊沢拓郎捕手は試合後、言葉を絞り出した。

 エースの池田直人投手をリードする一方、これまで、後半にリリーフでマウンドに立つ役割も与えられた。投手と捕手の「二刀流」と呼ばれても、「チームに貢献するため、どうやれば抑えられるかだけを考えてきた」と、気負いはなかった。

 今大会は4試合に登板し、球威ある直球を武器に10奪三振、失点1と救援の役目を果たしてきた。決勝は登板機会がなく、捕手に専念。普段通りのリードを心掛け、「池田が投げたいように投げさせた」。それが奏功したのか、序盤で4点を失ったが、エースは徐々に本来の投球を取り戻し、四〜八回は無失点と強打の日大三打線を抑え込んだ。だからこそ、「打撃のチームと言われてきたのに打てなかった」と、完封を喫した悔しさを募らせる。

 日大三には一昨年夏、昨年夏ともに敗れ、今年も壁として立ちはだかった。「自分たちの野球に自信を持たなければいけない」と、技術面よりも精神面に大きな差を感じた。

 都立でも甲子園が単なる夢ではなく、現実的な目標となり得ることは、今大会の快進撃が証明した。目標達成を後輩へ託し、今後は大学進学を目指す。 (小松田健一)

 

この記事を印刷する

PR情報