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【第96回全国高校野球選手権大会(2014)・群馬】

<ヒーロー>試合決めた「完璧」バント 健大高崎3年 星野雄亮(ゆうすけ)選手 

3回表健大高崎2死三塁、決勝点となるセーフティーバントを決める星野雄亮選手

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 三回2死三塁。青柳博文監督のサインは「自分の判断で打て」。内角真っすぐに来た初球を、相手投手と一塁手の間に転がそうと、柔らかく握ったバットに当てた。「完璧にできた」。駆け抜けた一塁は、セーフ。その間、三塁走者が本塁に生還し、チーム唯一の得点となった。

 身長は165センチ。チームで最も小柄な一人だ。「自分の特徴はバントを打ったり、走ったりすること。これしかない」と言い切る。大会記録を塗り替えたチームの35盗塁のうち7盗塁は自身の足で稼いだ。

 バントは中学2年のころ、少年野球のコーチをしていた父・尚(ひさし)さん(42)から「体が小さくても、できる仕事だ」と言われ、練習を始めた。

 健大高崎でも、さまざまな試合場面を想定した自主練習で腕を磨き続けた。バントは「一番自信がある」武器になった。

 甲子園出場は、親子の悲願でもあった。地元の沼田市から親戚10人を連れて決勝戦に駆け付けた尚さんは「努力を重ねて、ここまで来た。本当に根性が座っている。おめでとう」と祝福。星野選手は「自分たちの野球をして、頂点を目指したい」と次のステージを見据えた。

 

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