東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 高校野球大会・首都圏 > 97回大会 > 千葉 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【第97回全国高校野球選手権大会(2015)・千葉】

<熱球譜>一つになったチーム 後輩に託す 習志野3年・深田 慶太郎投手

写真

 「あと1勝が届かなかった。甲子園は遠かった」。試合を振り返る目は涙で真っ赤だった。

 チームは4人の投手を擁する。エース番号を背負う左腕だが、決勝戦は2番手で登板した。一回裏、先発が立ち上がり早々、連続で四球を与え、直ちにマウンドへ送られた。

 「専大松戸の選手は体も大きく、同じ球を投げ続けていては打たれる」と、緩急を織り交ぜながら打たせて取るピッチングで、六回裏まで無失点に抑えた。

 魔の時は七回裏に訪れた。先頭打者に安打を許すと、四球、犠打をはさんで適時打で2点を失った。ここで3人目に交代して、マウンドを降りる。4、5人目と継投するも、この回は計7点を失って事実上、勝敗は決した。

 「試合中、監督から『決勝戦はこのままでは終わらない。七回ごろに危ない時がくる』と言われていた。抑えてやろうと力んでいたところで、先頭打者に打たれ、リズムを崩されてしまった」

 習志野が甲子園に出た二〇一一年夏、県大会を球場でも観戦。「チームプレーに徹する姿勢が好きだった」と同校を志望した。

 三年生の夏は終わり、甲子園出場の夢は果たせなかった。「でも今年の夏、甲子園を目標にチームは一つになった。来年、後輩たちにはぜひ行ってほしい」とエールを送る。

 大学進学を希望。意中の学校は未定というが、「大学でも野球を続けたい」と語った。 

  (北浜修)

 

この記事を印刷する

PR情報