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【第97回全国高校野球選手権大会(2015)・埼玉】

<熱球譜>チームけん引 気迫の5連投 聖望学園3年・松本 龍尭投手

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 1点リードの四回、2死走者なしの場面から3連打を浴びて2失点を喫した。勝負の分かれ目だった。「少し高めに球が入ってしまった」と悔やむ。初戦から5試合連続完投し、失点はわずか4。安定したピッチングでチームを引っ張ってきたエースの夏は終わった。

 一年生の冬、監督の勧めで内野手から投手に。昨冬は制球力をつけるため一日100球を投げ込んだ。今年六月まで、チーム全体の練習とは別に、学校から専用グラウンドまでの往復12キロを走って完投できる体力を身に付けた。「走りたくないときもあったけれど、自分のためになる」と歯を食いしばった。

 この日の試合で2失点した直後は気持ちが沈んだが、「みんなで取り返すから」という仲間たちの声で気持ちを切り替えた。五回以降は無失点。滝島祐太主将(三年)は「何とか援護したかったができなかった。ここまで本当によく投げてくれた」とたたえた。

 試合後はフラフラの状態だったが「仲間の支えがあってこそ完投できた。3年間みんなと野球ができて良かった」。感謝の気持ちを胸に球場を後にした。

  (井上真典)

 

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