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【第98回全国高校野球選手権大会(2016)・西東京】

<熱球譜>仲間を信じて粘投 東海大菅生3年・伊藤壮汰投手

整列し、悔しそうな表情を見せる東海大菅生の伊藤投手(中)

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 「低めに丁寧に集めようとしたが、球が高めに浮いてしまった」。東海大菅生の伊藤壮汰投手(三年)は、最後の試合で思い通りの投球ができなかった悔しさをにじませた。

 「力みがあった」という序盤は制球が定まらず、ボールが先行。三回まで毎回1点ずつ奪われ、苦しい戦いになった。それでも「我慢してくれれば点数を取るから」と励ましてくれる仲間を信じて踏ん張り、四回からは出塁されながらも得点を許さなかった。

 七回には、2安打と四球で無死満塁の場面を招いたが、「最後の試合だから楽しめ」との監督の言葉で自分を奮い立たせ、無得点に抑えた。その後も機動力のある八王子打線に粘ったが、十一回表に高めに浮いたインコースのスライダーが捉えられ、決勝打となった。

 大会中ほとんどの試合で登板し、決勝も延長十一回を一人で投げ抜いた。昨夏の大会は野手として出場し、投手に専念したのは昨年秋から。「三年生で投手なので、責任を感じていた。スタンドにいるみんなの分までやろうと思ったのに」。諦めきれない思いを口にした。 (石原真樹)

 

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