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【第99回全国高校野球選手権大会(2017)・東東京】

<熱球譜>救援6イニング超「もう1点もやらない」 宮路悠良投手(東海大高輪台3年)

3番手で登板し、力投する宮路投手=神宮球場で

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 「もう1点もやらない」−。三回表、救援のマウンドに向かいながら宮路悠良(ゆら)投手(三年)は誓った。味方投手陣が8点を失い、なお2死二塁のピンチ。相手5番打者を真っ向勝負の直球で追い込み、外角のスライダーで遊ゴロに打ち取った。九回まで6回3分の1を投げ抜き、散発5安打、失策絡みの1失点のみで自責点はゼロだった。

 先発、2番手が崩れての敗戦。だが、宮嶌(みやじま)監督は後悔しなかった。「宮路はリリーフでこそ力を出すタイプ。これがうちのパターン」

 「練習試合さえ負けてばかり」(山木主将)のノーシードチーム。変わったのは、背番号1ながらリリーフとして使われてきたエースだった。「1試合1試合、投げるたびに制球力が良くなった」と木下優成捕手は言う。

 準々決勝の帝京戦、準決勝の東亜学園戦で接戦を制したのも宮路投手の力が大きい。大会屈指の右腕と評されるようになり、この日も複数のプロ球団のスカウトが1球1球に注目していた。夢の大舞台には届かなかったが、悔しさを上回る充実感。「もっと上のレベルで力を試したい」と笑顔で語った。 (梅村武史)

 

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