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【第99回全国高校野球選手権大会(2017)・東東京】

<ヒーロー>2点二塁打「高校生活一番の当たり」 永井敦士選手(二松学舎大付3年)

3回表、2点二塁打を放つ永井選手=神宮球場で

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 初球のストレートを迷いなく振り切ると、会心の当たりが左中間のフェンスを直撃した。三回表、4番永井敦士選手(三年)の二塁打で、二松学舎大付は貴重な2点を追加。「高校生活で一番の当たり。『絶対に打つ』という強い気持ちだった」と胸を張った。

 都立足立西高の球児だった父寿和さん(52)がコーチを務める学童野球チームで、小学二年の時に野球を始めた。高校では一年秋からベンチ入りし、主に4番を任されて高校通算47本塁打を打った。4番は好機に打順が回ってくる。身長178センチ、体重91キロという恵まれた体に加え、「心の面でも強くなろう」とずっと言い聞かせてきた。

 しかし、今大会は決勝までの6試合で、長打は初戦の三塁打1本だけ。打ち方を試行錯誤しては気持ちが落ち込み、表情が暗くなった。エースの市川睦投手に「野球を楽しんでいないのでは」と声を掛けられた。

 「初球から自分のスイングでいこう」と気持ちを切り替えた結果がこの日の二塁打になった。スタンドで見守った寿和さんは「やっと打ってくれた」と喜んだ。永井選手は「野球は技術だけでなく、心も大事。甲子園でもチャンスで打って、皆を盛り上げたい」と夢舞台を見据えた。 (増井のぞみ)

 

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