ニュース深掘り講座 ~オンラインで東京新聞・中日新聞 論説委員、記者が徹底解説~(2021年1月~3月開催)
日々、ニュースを伝える新聞記者、社説を展開する論説委員ともに、長年の取材で培った見識豊かな専門分野があります。
紙面での書き言葉とは一味違った、より分かりやすく親しみやすい話し言葉でニュースを深掘りするオンライン講座を開設しました。各記者、論説委員が独自の情報と切り口、資料分析からニュースの深層に踏み込みます。講座は毎回ライブで、質問もできる限り多く受け付けます。
日時
①1月16日(土)※終了※ ②2月13日(土) ③3月13日(土)(全3回)
各回 14時開始 約90分(講座70分、質疑応答20分)
プログラム・講師
※内容は予告なく変更となる場合がございます。あらかじめご了承下さい。
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①1月16日(土)※終了※
「コロナ禍を生き抜く生活防衛の経済学」
講師:富田 光(東京新聞論説委員)<内容> 新型コロナウイルス感染が再び勢いを増しています。消費は滞り、人々の暮らしは追い詰められています。政府は現金給付や持続化給付金、GoTo事業などで経済立て直しを図ってきました。しかし、制度の仕組みが複雑で混乱を招いたり、タイミングが悪く感染を拡大させたりで、生活苦は深まる一方です。実は国や各自治体には上記の施策以外にもコロナ禍を生き抜くためのさまざまな補助政策があります。一応広報されているものの、国民に知らせるための工夫が足りず、あまり役に立っていません。どうしたら、私たちは生活防衛につながる知恵や情報を吸収できるのか。地域に根差した金融機関を率い、生きた経済を知り尽くす城南信用金庫の川本恭治理事長をスペシャルゲストに解説します。
<プロフィール> とみた・ひかる 東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、87年中日新聞社入社。東京本社社会部で警視庁捜査2、4課、東京都庁、同経済部で財務省、経産省、日銀、電気産業等を担当。この間、社の研修制度でドイツ・フランクフルトに語学留学。99~2002年までウィーン特派員。東京本社特別報道部、経済部デスクを経て同経済部長、特報部長。18年から論説委員として主に経済分野を担当。
スペシャルゲスト:川本 恭治(城南信用金庫理事長)
<プロフィール> かわもと・きょうじ 和歌山市生まれ。明治大学法学部を卒業後、85年城南信用金庫に入職。経堂支店長、蒲田支店長、本部の部長等を経て、2019年6月から理事長。新型コロナ感染拡大後は、日本記者クラブの会見や各地での講演、テレビ、新聞、雑誌などで、地域経済の疲弊した実情を具体例を示しながら紹介。生活防衛、救済、再生の在り方について一石を投じ大きな反響を呼んでいる。
<城南信用金庫とは> じょうなんしんようきんこ 預金量、貸出金量ともに全国の信用金庫の中では2位の大手信金。東京都品川区に本店を置く地域密着の金融機関だが、東日本大震災後の2012年から被災地支援や地域活性化のため全国の信用金庫が連携する「よい仕事おこしフェア」を主導し、毎年開催。現在は、全国254の信金のうち、249が参加している。昨年からはフェアだけでなく、サイトで「よい仕事おこしネットワーク」を立ち上げ、恒常的な地域連携を図っている。
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②2月13日(土)
「菅イズムの解剖~『実利優先型政治』の正体」
講師:高山 晶一(東京新聞政治部長)<内容> 「安倍政治」を継承した菅義偉首相。これまでのところ、携帯電話料金引き下げや不妊治療への支援拡大など、国民受けする個別政策を熱心に進める宰相を標榜しています。一方で、国民にまず「自助」を求める思想を持ち、国家の方針は絶対に譲らない頑なな政治姿勢も露呈してきました。官邸に集中させた人事権で官僚機構を縛り、従わない者は排除も厭わない手法で、「分断」と「忖度」を助長。批判を受ける案件についての説明を十分に果たさず、論点をすり替える。安倍政権以上にアメとムチの交錯する「菅イズム」を解析します。
<プロフィール> たかやま・しょういち 千葉県出身。神戸大学経済学部卒。90年に中日新聞社に入社し、97年から東京本社政治部。2012年から宇都宮支局次長、14年から再び政治部。民主党政権時に首相官邸キャップを担当したほか、自民党、公明党、野党、外務省、厚生労働省などを取材した。憲法担当デスクなどを経て、19年から政治部長。
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③3月13日(土)
「原発作業員を追い続けて10年~福島の現場から」
講師:片山 夏子(東京新聞福島特別支局長)<内容> 東京電力福島第一原発事故から十年。今も終わりの見えない廃炉作業は続いています。この十年間、現場で働く作業員を追い続けてきました。高線量下で被ばくを省みず、作業をする作業員。「故郷に帰ること諦めてないから」と笑顔を見せた地元作業員。現場作業とともに、作業員一人一人の人柄や人生を追いかけてきました。「復興」の言葉が踊る中で、取り残されたように感じている被災者もいます。原発事故が起きた時、そこにいる人たちに何が起きるのか。福島の今とこれまでを、お伝えできたらと思います。
<プロフィール> かたやま・なつこ 東京都生まれ。東京理科大卒。2003年に中日新聞社入社。東日本大震災直後から、福島第一原発事故の取材に入る。同年8月から東京本社社会部で原発作業員の現場作業、日常などを書いた「ふくしま作業員日誌」の連載を開始。現在は福島特別支局で、原発作業員や被災者の取材を継続。20年に「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム大賞」を受賞。著書「ふくしま原発作業員日誌~イチエフの真実、9年間の記録」は「講談社本田靖春ノンフィクション賞」に選ばれた。
定員
480人(先着順・事前申し込み制)
受講料
全3回 4,500円(税込)
お申し込みに関する注意事項
・本講座はオンラインセミナーアプリ「Zoom」ウェビナーを使ったオンライン講座です。パソコンやタブレット、スマートフォンで配信を見ることができます。アプリのインストール方法、受講までの流れはこちらから ご確認下さい。
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講座受講に関する推奨環境
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講習内容が、外部に漏れることのないよう、公衆Wifiの使用はお控えください。
<パソコン>
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お申し込み
お申し込みは終了いたしました。
申し込み期間:11月27日(金)10:00 ~ 1月8日(金)23:59
受講までの流れ
受講者の皆さまは、オンライン講座受講の前に、下記のマニュアルから受講までの流れをご確認いただき、準備を行っていただきますようお願いいたします。
主催
東京新聞(中日新聞東京本社)
お問い合わせ
ニュース深掘り講座事務局(東京新聞文化事業部内)
03-6910-2345(土・日・祝日を除く平日10:00~18:00)