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【社会】

都、今週末の外出自粛要請 感染急増 全国最多の41人 

 東京都の小池百合子知事は二十五日、新型コロナウイルスの感染者が東京都内で新たに四十一人確認されたことを明らかにし、「感染爆発の重大局面だ。都民に危機意識をもった行動をあらためてお願いする」と述べ、平日の自宅勤務、夜間や今週末を含めた不要不急の外出自粛などに協力を呼びかけた。外国からの帰国者に十四日間の自宅などでの待機も要請した。 (松尾博史、原昌志)

 都によると、一日当たりの判明感染者数としては全国でも最多。感染源が分からないケースが増えており、都内は累計で二百十二人となった。自粛要請の期間は今週末の二十九日までとし、三十日以降はあらためて検討する。学校再開については、小池知事は「状況を見てどのような形が正しいか検討したい」と述べるにとどめた。

 この日の感染者は台東区の永寿総合病院の医療従事者や患者ら十一人のほか、海外渡航歴があったのが五人、これまでに判明した感染者とはつながりがないとみられる人は十人以上だった。重症者はいない。永寿総合病院は前日までに四人の感染が確認されており、院内感染によるクラスター(感染者集団)となった可能性が高い。

 都の感染者の確認は今週に入ってから増加が加速しており、二十三日に十六人、二十四日に十七人の感染者が判明し、北海道を抜いて全国最多となっていた。この日で、感染者の約六割が三月十五日以降に判明したことになった。

 都内では、厚生労働省がクラスターとした一月の屋形船の新年会参加者の集団感染をはじめ、家族間や会社の同僚同士などのグループで感染者が続発。三月中旬以降は感染が拡大した欧州などからの帰国者の感染判明が増え、二十人を超えた。一方で感染ルートが分からない人も連日判明し、二十四日時点で約四割に達していた。これまでに高齢者五人が死亡している。

 小池知事は二十三日に、「今後の推移によってはロックダウン(都市封鎖)など、強力な措置を取らざるを得ない状況が出てくる可能性がある」として、都主催の大規模イベントを中止・延期する期間を四月十二日まで延長。民間にも同様の対応を求めた。

(東京新聞)

週末の外出自粛などを呼び掛ける東京都の小池百合子知事=25日午後8時13分、東京都庁で(小倉貞俊撮影)

週末の外出自粛などを呼び掛ける東京都の小池百合子知事=25日午後8時13分、東京都庁で(小倉貞俊撮影)
 

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