千葉

自民2獲得 民進は1 共産は初議席ならず

2016年7月11日

 十日に投開票された参院選の千葉選挙区(改選数三)で、自民は現職の猪口邦子さん(64)=公明推薦=が再選を果たし、新人の元栄太一郎さん(40)=同=も初当選を決めた。自民は三年前の前回参院選に続く二議席確保で、同選挙区で初めて同じ党として続けて二議席を獲得した。民進は現職の小西洋之さん(44)が再選し一議席を死守した。初の議席獲得を狙った共産新人の浅野史子さん(45)、民進現職の水野賢一さん(49)は、いずれも及ばなかった。同選挙区の投票率は52・01%(速報値)で、前回(49・22%)を2・79ポイント上回った。

 千葉選挙区は、現職三人、新人五人の計八候補が出馬する混戦模様となったが、現職の猪口さんと新人の元栄さんは序盤から安定した戦いを続けた。

 自民は三年前の前回選で四十五年ぶりに二議席を獲得。今回も早い段階から二議席確保を狙い、県議会(定数九五)で五十四人を占める自民の二つのグループが猪口さん、元栄さんをそれぞれ支え、相乗効果で票を伸ばした。県内で約三十万票を持つ公明も、選挙区に候補者を立てない分、自民二人の支援に力を入れた。

 民進は当初、二〇一〇年参院選で約五十三万票を獲得しトップ当選した小西さんに候補を絞る予定だったが、三月の民進党結党で旧みんなの党の水野さんが合流。党本部主導で現職二人の公認が決まり、旧民主県連幹部は「共倒れもある」と、強く懸念していた。

 約十五万人が加入する連合千葉も危機感を強め、小西さんに推薦を一本化。野田佳彦前首相も、連日小西さんの街頭演説に同行するなどてこ入れした結果、一議席を守った。

 共産は、一四年の衆院選では、比例代表で二十九万票を県内で獲得。翌一五年の県議選でも前回選より議席を上積みした「追い風」を受け、今回は四十五万票を目標に掲げた。

 安保法に反対する市民グループなどからも広く支持を集めたが、民進、共産、社民、生活の野党四党の候補一本化が実現した改選一人区と違い、自民の批判票が分散。初の議席獲得はならなかった。 (村上一樹)

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