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「子どもを産まないのが問題」 選挙応援で麻生氏発言

 麻生太郎副総理兼財務相が七日の札幌市内での衆院選応援演説で、少子高齢化に伴う社会保障費増に関し「高齢者が悪いというようなイメージをつくっている人が多いが、子どもを産まないのが問題だ」と述べていたことが八日、分かった。六日には株高・円安なのに収益が上がらない企業は経営能力に問題があるとの趣旨の発言をしていた。

 麻生氏は札幌市内での演説では「産まないのが問題」とした後に、「子どもが生まれないから、(働く現役世代は)昔より多い三人で一人の高齢者(を支えている)。もうすぐ二人で一人になり、間違いなく税金は高くなる」と指摘。今年四月の消費税増税を踏まえ「みんなに少しずつ負担してもらう以外に方法はない」とした。

 六日には長野県松本市内での演説で「株価が戻り、円安に振れた。企業は大量の利益を出している。出していないのは、よほど運が悪いか、経営者に能力がないかだ」と語った。

 民主党の海江田万里代表は八日午前の神戸市内での街頭演説で、麻生氏の札幌市内での発言に関し「好きこのんで子どもを産まないのではない。経済的理由や働き方によって子どもを産めないのだ。この問題を何とかしないといけないのに、全くそういう自覚がない」と指摘。経営能力に言及した発言を含めて「許していいはずがない」と述べた。