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自民、勝率8割超す 1都3県

 自民党は東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏計七十一小選挙区で五十八議席を獲得し占有率81・7%だった。政権を奪還した前回二〇一二年衆院選より一議席減らしたものの、勢いを維持した。民主党は前回から一議席増やしたが、七議席にとどまった。

 大阪の十九小選挙区でも、前回は日本維新の会の躍進に押されて三議席だった自民党が今回九議席を獲得。愛知、兵庫を含め都市部すべてで第一党となったのが今回の大きな勝因といえそうだ。

 民主党は、前回に比べ首都圏と大阪で各一議席、愛知で四議席増やしたが、兵庫では一議席減。都市部全体では計五議席の上積みにとどまり、低空飛行が続いた。

 維新の党は地盤の大阪でも、前身の日本維新の会が前回獲得した十二議席から五議席へと大幅に減らした。

 公明党は東京、神奈川、大阪、兵庫の小選挙区に計八候補擁立し、いずれも議席を獲得。無所属の候補が埼玉、神奈川、兵庫で各一議席を得た。

 都道府県別に見た自民、民主両党の小選挙区の獲得議席は▽埼玉(自民十二、民主二)▽千葉(同十一、二)▽東京(同二十二、一)▽神奈川(同十三、二)▽愛知(同八、六)▽大阪(同九、一)▽兵庫(同七、一)。

◆小選挙区は17県で独占

 十四日投開票の衆院選で、自民党は二百九十議席を獲得し、計十七県で小選挙区を独占した。小選挙区を独占した都道府県の数は、二〇一二年衆院選の十九県から二つ減らした。

 自民党が小選挙区を独占したのは青森、秋田、山形、群馬、富山、石川、福井、岐阜、滋賀、鳥取、島根、山口、徳島、愛媛、高知、長崎、宮崎の各県。福岡は1区で自民系の前職二人が無所属で争い、当選した井上貴博氏を追加公認し、結果的に全選挙区が自民党になった。議席独占は北陸や四国など保守層が強い地域で目立った。

 一方、自民党は沖縄、山梨両県で小選挙区の議席を獲得できなかった。前回は全都道府県で小選挙区の議席を獲得していた。

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