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自民小選挙区 得票5割弱で3/4議席

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 第四十七回衆院選は十五日午前、四百七十五議席(小選挙区二百九十五、比例代表百八十)の議席が確定した。自民党は二百九十議席で、二〇一二年の前回衆院選に続き、単独で過半数(今回は二百三十八議席)を獲得した。小選挙区制が導入された一九九六年衆院選以降、一政党が二回続けて単独過半数を獲得したのは初めて。中選挙区時代を含めても、八六年、九〇年の両衆院選で自民党が連続して単独過半数を獲得して以来、二十四年ぶり。

 衆院選は〇九年以降、選挙の度に第一党が入れ替わる「振り子」現象が続いていたが、今回は起きなかった。

 小選挙区では、自民党の得票率(有効投票総数に占める自民党候補全員の総得票)は約48%で、議席占有率は約75%。自民党は、小選挙区に投票した人の二人に一人に満たない得票で、四分の三の議席を獲得した計算。

 一選挙区から一人を選ぶ小選挙区制は「死に票」が多く、民意が正確に反映されにくい特色があるが、今回もその傾向が現れた。

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 ただ、前回衆院選は小選挙区での自民党の得票率は約43%、議席占有率は約79%だった。今回は、前回よりそうした傾向が多少弱まった形。民主党、維新の党など野党間で、競合による「共倒れ」を避けるためのすみ分けが進んだ影響とみられる。

 比例代表では、自民党の得票率は約33%、議席占有率は約38%だった。

 また今回、自民党の獲得議席の内訳は小選挙区二百二十二議席、比例代表六十八議席。前回と比べ小選挙区は十五減り、比例代表は十一増えた。共同通信社の出口調査では、無党派層の一定割合が自民党に流れた傾向が明らかになっており、比例代表の議席増につながったとみられる。