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茨城ニュース

各選挙区 予想の顔ぶれ(下)

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◆<6区>重鎮に挑む民・共新人

丹羽 雄哉 70 (元)厚相 自前<11>

青山 大人 35 県議 民新

井上 圭一 52 葬祭会社社長 共新

 十二回目の当選を目指す自民前職の丹羽雄哉氏に、民主新人の青山大人(やまと)氏、共産新人の井上圭一氏が挑む。無所属元職の大泉博子氏も立候補の予定だったが、二十七日に見送る考えを表明した。

 丹羽氏は「これまでの実績と経験を生かし、県南地域のインフラ整備や地方創生に取り組みたい」と強調する。二〇一二年の前回衆院選では自民の元県議が無所属で出馬し、丹羽氏と自民支持層の票を奪い合う形になった。丹羽氏はこの混乱について「もう終わったこと。(十一月下旬に元県議から)『ご迷惑をかけた』などと申し出があり、胸のつかえが下りた」としている。

 青山氏は丹羽氏の秘書を経て民主県議になった。十二月の県議選で三選を目指す予定だったが、党本部の打診を受け、衆院選への出馬を決意。「生まれ育った県南地域の代表として、県南の住民の思いを国政につなげたい。五十年後を見据えて日本の将来をつくっていきたい」と世代交代の必要性を訴える。

 井上氏は二十代後半まで約九年間、陸上自衛隊の自衛官だった。「安倍政権が集団的自衛権の行使容認を閣議決定したことで、専守防衛や災害派遣に取り組んできた自衛隊員が、安心して勤務できない状況になるのはおかしい」とし、閣議決定の撤回を訴える。 (松尾博史)

◆<7区>無所属と自・共争う

永岡 桂子 60 厚生労働副大臣 自前<3>

白畑  勇 62 団体嘱託職員 共新

中村喜四郎 65 (元)建設相 無前<12>

 ベテランの無所属前職の中村喜四郎氏と、前回は比例復活した自民前職の永岡桂子氏、共産新人の白畑勇氏の三つどもえの争いになりそう。

 中村氏は、後援会「喜友会」を選挙区内にきめ細かく張り巡らせる。女性だけの「県西なでしこ会」も組織し、女性票も手堅く固める。無所属で比例復活がないことから、陣営は「背水の陣」で臨む。

 永岡氏は過去三回の選挙で中村氏に敗れ、「悲願の小選挙区当選」を目標とする。九月には厚生労働副大臣に就任し、与党の実績を強調。主婦の経験から医療、福祉などの得意分野をアピールする。

 白畑氏は前回に続き二回目の挑戦。競争社会が強まっていると安倍政権を批判し、保守層以外の受け皿を狙う。比例票の上積みを図る戦略だが「だれもが普通に働いて、普通に生活できる社会が一番」と訴える。 (原田拓哉)

(注)並べ方は衆院解散時の各党勢力の順。丸数字は当選回数